ここの真子さんのコマにあるもの考察
まずはここに至るまでを簡単に。
（実況そこそこ中途半端）
智貴を「ちょっと面貸せ」といきなり呼び出して、
「茉咲…！やるんだな！？今！ここで！！」みたいに前回なっちゃいましたが、
どうやらそれもヤンキーノリの勢いで智貴を呼んでいたようで、
「くそ…、勢いで連れてきちまったけど何も思い浮かばねぇ…」
と、女子として智貴を連れてきたこと&ヤンキーな彼女の個性、が感じられる美しい表情で戸惑うヤンキー吉田さん。（良い…）
そうやって言葉が出てこず逡巡してるので
「……やっぱり田中の言う通りにしとけばよかったか？」と思います。その田中の真子さんは「いつか吉田さんの思いが通じるともしれないから今はゆっくり行こう」という一瞬「ん？」と読者視点からはなるけどまあでもこの困ってる吉田さんの気持ちになると最終的にはもっともらしく聞こえてきちゃうアドバイスをしてくれてます。
こっちも読んでて「ん…？都合のいいこと言ってるけど…誘導か？」とはなるんだけど、でもそのまま忘れて読み進めちゃう感じ。
さてさて、そんな感じで中略してそのあとなんやかんや良い感じに吉田さんと智貴が2人で話してて、周囲には遠巻きに杏奈さんとかの同級生が集まってくることで吉田さんたちにここからちょっとずつ注目が集まりつつあって、ついでに智貴吉田の恋をポップコーンで応援してあげようとしてたキバ子が2人にポップコーン撒き散らしてオラーされてましたが、
（かわいい。多分初めてヤンキーにやられてすんげえヒイイイってなってる。）
そんな感じで応援してあげようとした自分を、しかもやりすぎなくらいに「おお！！？」って吊るしてくる、クソみたいなヤンキーに泣きながら「バーカバーカ！！ブース ブス！！」
キバ子さんの死ねいただきましたーーー！！！！！^o^
と追い込まれて久しぶりに悪口部分が出てきてくれる逃げるキバ子を、遠くから見てたサチと真子さん。サチは「ったくなにしてんのあのバカ…」と小陽ちゃんが目立ってバカやってるのを恥ずかしいっつーか呆れてるっつーかみたいな感じで小陽ちゃんをみてて、吉田さんにそうやって死ねとか傷つけるようなことを言う性根の腐った南さんを見て嫌な気持ちが湧いてるそんな表情で真子さんも見ていました。
とまあ、キバ子あたりまで喋るのはちょっと脱線してますが、でもそんな流れで遠巻きから吉田さんたちのことを見ていた2人、
こんな感じで会話します。
サチからすれば「ああ、吉田に彼氏絶対作らせたくなかったみたいだけどちゃんと自由にやらせてやってんのね」っていうのがちょいとと、「……いやでもやっぱ抑えとけよ……」っていうやっぱ自分のためには吉田を抑えといてほしかったみたいな感じので、そこそこ嫌な気持ちでそしてそれを隠す目無しサッチになりますが、
それに対して「縛りたいわけじゃないし」と、吉田さんが智貴くんと一緒してることの弁明をしてる真子さん。
読者目線的にも、「まあ真子さん吉田さんのことちょっとは大切にしてあげたい気持ちもあるだろうから、なるほどね、縛ることせず吉田さんのためにもちょっとはアドバイスしてあげてるのね」
……と思ってたら、
こんな表情を浮かべこんなことを言う真子さん。
ん！？あれ！！？（↓ってことでここから考察始めてますが、）
…いや、思い返せばそのアドバイス、
ってやつだった…「いつか吉田さんの思いが通じるかもしれないから""今はゆっくり行こう""。」
真子さんの言ってる"アドバイス"ってのも、これで間違いはないはず…。
さっき見てた時は悪くてもそのアドバイスに若干の引っかかりを覚える程度だったし、吉田さんも「……やっぱり田中の言う通りにしとけばよかったか？」と感じてたほど。
でもこれはよく考えれば、吉田さんが智貴くんとくっつきにいくのを止める戦法でしかないし、しかもこの間に智貴くんが色恋沙汰になってた誰かとそうやってめっちゃくっつく可能性だってバリバリにある。
そして真子さん本人がこの顔をしてるのを見て、
この顔をした真子さんが言った「ゆっくり行こう」には、作為しか感じられない。
ゾッ…
だからこのコマに戻って、
ここの右上で「……やっぱり田中の言う通りにしとけばよかったか？」って感じる吉田さんには
うっ………！？（ハラハラ）
ってなるけど、
でも！左下でそこから「だが何も行動しねえのも性に合わねえ……」と、吉田さんらしく動いてる…！
そんな言葉を言っている真子さんの意図を乗り越えてて…！
ここで吉田さんは真子さんを真に突破してることになる！！
🎉🎉🎉
そうして、真子さんはそんな吉田さんを見て、
- これで効かなかったか、という思い
- サチには「アドバイスして縛らないようにしてるからだよ」って返したけどこれ違くてほんとはサチが言う通りに吉田さんのこと邪魔してて行かせないようにしてたのに吉田さんが行ってしまったから「まあ嘘なんですけどね」みたいなのが表現されてること
- なんでこれで効かないんだよという自分の誘導の術が上手く行かないことへの嫌な気持ち
が表れてるのと共に、
「（………まだ行くんだね……）」と、
という真っ黒な思いで吉田さんたちを見ている。
…ってのがこの表情に描かれてるメッセージだと思う。（主張一旦ここで締め。要するに4つか？）
真っ暗な思いってのは、
真子さん自身が多分過去に男子と何かあって
（めっちゃエピソードここあるはずここまでの伏線的にも真子さんのバックボーン的にも。別記事で書くかも）男子のことちょっと毛嫌いってか…多分"付き合うのが無理"ってなってる節が多分ね、多分あって、だから吉田さんに執着してるとこもあって。
そんな真子さんにとって男子のところに行く吉田さんには、心の奥底で静かに表面には出てこないものではあるものの、
"ドス黒い怒りを感じてしまってる"みたいな（要考察）
この時多分、そんな真っ黒な気持ちを、腹に溜めながらあの顔をしていたと自分は解釈してる。
…これただの予測でまだなんの裏付けもないことなんだけどさ…
もしかしたら真子さん、吉田さんのためにアドバイスをしてあげて吉田さんが行かない間に、サッちゃんにも"""吉田さんと同じくらいアドバイスをする"""ことで、サチと智貴がくっついて吉田さんが諦める、っていう最後のところまでいこうとしていたのかもね…。
